「あなたは、幸せになりたいですか?」
と聞かれると、おそらく、100%の人が「はい!」と答えると思います。
でも、一方で、
「今は不幸ではないけど、幸せとも言い切れない・・・」
「幸せとはどんな状態なのかわからない・・・」
「どうやったら幸せになれるのかわからない・・・」
という方が大半なのではないでしょうか。
さらに、以下のように考えているのではないでしょうか。
「良い学校に入学して、良い企業に入れば幸せになれるはず」
「昇進して、給料が増えれば幸せになれるはず」
「結婚して、子供が生まれたら幸せになれるはず」
実は、全て間違いです。
本記事では、幸せについて、科学的な根拠に基づいて解説します。
本記事の内容
- 【脳科学的な裏付けあり】幸せの3つの定義
- 【よくある勘違い】頑張った結果に幸せになるのではない、幸せは今ここにある
- 【簡単】今日から出来る幸せになる習慣3選
この記事を書いている私は、
- 大手メーカーに新卒(大学院卒)で就職
- 結婚して子供が生まれる
- 社内最速(入社7年目)で係長に昇進
- ストレスで体調を崩す
- 幸せな人生の作り方を勉強しながら実践中
といった経歴です。
今では、「毎日幸せ!」と心の底から思える毎日を過ごしています。
幸せの本質的な理解と、3つの習慣の実践が私の幸せを支えてくれています。
本記事では、これまで私が幸せについて勉強した20冊の書籍の中から、
『幸せの定義と習慣』について、内容をギュギュッと濃縮しつつ、
私の体験も踏まえてご紹介します。
少しでも、みなさんの参考になれば幸いです^^
本記事の参考にした書籍は下記の10冊です。
(参考にした順)
>>3つの幸福
>>早起きの技術
>>人生を変えるモーニングメソッド
>>ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方
>>リュッケ 人生を豊かにする「6つの宝物」
>>スゴイ早起き
>>1行書くだけ日記
>>日本で、ヒュッゲに暮らす
>>幸せのメカニズム
>>ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?
目次
【脳科学的な裏付けあり】幸せの3つの定義
この章では、
「幸せとはどんな状態なのかわからない・・・」
という疑問に対して、幸せの『定義』を解説します。
幸せとは、健康/愛/成功・成長
幸せの定義は、下記の通りです。
幸せの定義
- 心と体の健康
- 他者とのつながりや愛
- 成功、成長
これは、下記の書籍からの引用です。
数多く読んだ書籍の中で、この定義が最も的確に捉えられていると感じました。
「健康って幸せなの!?」
「つながりって幸せなの!?」
「当たり前だと思ってあまり気にしてなかった・・・」
「成功やお金ばかりを追い求めていた・・・」
という方がほとんどなのではないでしょうか。
さらに詳細に解説していきます。
3つの幸せは脳内物質
上記の幸せの定義は、脳科学に裏付けされたものです。
具体的には、脳内物質で定義されています。
脳内物質による幸せの定義
- 心と体の健康:セロトニン的幸福
- 他者とのつながりや愛:オキシトシン的幸福
- 成功、成長:ドーパミン的幸福
脳内物質だと言われると、客観性も高く、信頼できそうですよね。
ぼんやりしていた「幸せ」について、輪郭がはっきりしてきました。
では、3つの幸福のイメージをもう少し具体化していきましょう。
セロトニン的幸福のイメージ
- リラックスできて癒される
- ものごとに集中できる、熱中できる
- 運動したり、自然を感じたりして気持ちがいい
- 健康である、病気じゃない
オキシトシン的幸福のイメージ
- 家族、恋人とのスキンシップ、安心感
- 仲間との一体感、信頼感
- 交流による楽しさ、癒し
- ペットとの触れ合い
ドーパミン的幸福のイメージ
- お金、承認(昇進、地位など)
- 意欲、やる気、モチベーション学び、自己成長
- 物欲、金銭欲、名誉欲、食欲、性欲
以上のようなことが、3つの幸福の定義のイメージです。
脳科学的3つの幸せの定義は、他の幸せの定義ともよく一致する
「幸せは本当に3種類なの?」
「他にも4種類目はないの?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私的には、的を得た定義になっていると思います。
幸せの定義自体は、他にも、
- マズローの5段階欲求
- 北欧の文化のヒュッゲ
- 幸福学や心理学で提唱されているもの
がありますが、
それらをうまく網羅しつつ、シンプルにまとめられたのが、
脳科学的な幸せの3つの定義(健康/愛/成功・成長)だと感じています。
さらに、下記の点で、他の定義よりも優れていると思います。
脳科学的な幸せの3つの定義が優れている点
- 『3つ』という数がシンプルでわかりやすい
- 科学的なので納得しやすい
- 脳内物質の性質を利用できて、幸せに対する効果的な行動に移しやすい
では、他の幸せの定義との関連性を簡単に見てみましょう。
マズローの5段階欲求ともよく一致する
- 生理的欲求・・・セロトニン的幸福
- 安全欲求・・・セロトニン的幸福
- 社会的欲求・・・オキシトシン的幸福
- 承認欲求・・・ドーパミン的幸福
- 自己実現欲求・・・ドーパミン的幸福
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E7%90%86%E8%AB%96
北欧の文化のヒュッゲとも一致する
- リラックス・・・セロトニン的幸福
- 家族や近隣の方との交流・・・オキシトシン的幸福
- 挑戦し、リスクに立ち向かうこと・・・ドーパミン的幸福
幸福学の前野隆司私の幸せの4つの因子とも一致する
- 「あなたらしく!」因子・・・セロトニン的幸福
- 「ありがとう!」因子・・・オキシトシン的幸福
- 「やってみよう!」因子・・・ドーパミン的幸福
- 「なんとかなる!」因子・・・ドーパミン的幸福、オキシトシン的幸福
出典:https://www.parasapo.tokyo/topics/25681
ポジティブ心理学のPERMAとも一致する
- Positive emotion・・・オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福
- Engagement・・・セロトニン的幸福
- Relationship・・・オキシトシン的幸福
- Meaning・・・ドーパミン的幸福
- Accomplishment・・・ドーパミン的幸福
出典:http://www.cc.aoyama.ac.jp/~well-being/perma-positive-psychology/index.html
このように、他の幸福の定義ともよく一致しています。
さらに、脳内物質の性質を利用できて、幸せに対する効果的な行動に移しやすいのが、
脳科学的な幸せの3つの定義の特徴です。
『脳科学的な幸せの3つの定義』まとめ
この章では、
「幸せとはどんな状態なのかわからない・・・」
の疑問に対して、幸せの『定義』について解説してきました。
『脳科学的な幸せの3つの定義』まとめ
- 幸せは脳内物質で定義される。
- 心と体の健康:セロトニン的幸福
- 他者とのつながりや愛:オキシトシン的幸福
- 成功、成長:ドーパミン的幸福
- 3つの幸せの定義は、他の幸せの定義ともよく一致するので、信頼できる
- 3つの幸せの定義は、脳内物質の性質を利用できて、幸せに対する効果的な行動に移しやすい
【よくある勘違い】頑張った結果に幸せになるのではない、『幸せは今ここにある』
この章でも、前の章に引き続き、
「幸せとはどんな状態なのかわからない・・・」
という疑問と、
「一生懸命頑張った結果、未来に幸せがあるはずだ・・・」
という誤解に対して、幸せの『基準』について解説していきます。
頑張った結果に幸せになるのではない、『幸せは今ここにある』
幸せの定義は、健康/愛/成功・成長 でした。
これらの幸せは、何かの結果に得られるのではありません。
何気ない毎日の中の、今ここにあるものです。
なぜなら、幸福の脳内物質は、毎日分泌されているからです。
でも、多くの人は、その幸せが小さすぎて、幸せだと感じ取れていないのではないでしょうか。
それではとても勿体無いです。
今の幸せに気付けない人は、未来の幸せにも気付けません。
逆に、今の幸せに気付ける人は、毎日を幸せに過ごせる。
幸せな毎日が続けば、幸せな人生になります。
では、どんな些細なことで幸せの脳内物質が分泌されるのか、
つまり、どんな些細なことが幸せとして感じ取るべきことなのか、
具体例を見ていきましょう。
『今ここにある3つの幸せ』の具体例
『今ここにある3つの幸せ』の具体例は下記の通りです。
心と体の健康:セロトニン的幸福 の具体例
- よく眠れた!スッキリ目覚めて、朝から調子が良い!
- 今日も運動できた。清々しい!健康な体に感謝!
- 新緑がキレイだった。癒された。
- 桜のつぼみが膨らんできた。春が近づいてきてワクワク。
- 今日もいい天気だった。気持ちよかった!
- 今日もコーヒーを美味しく淹れられて、心地よいおやつタイムだった。
- 座り心地の良いソファ、心地よいジャズ、ホットドリンクでのんびり夜を過ごせた。
他者とのつながりや愛:オキシトシン的幸福 の具体例
- 出かける時に家族がキスとハグをしてくれた。嬉しかった。ありがとう。
- 朝食を家族とゆっくり会話を楽しみながら、美味しく食べられた。
- 朝食を妻が作ってくれた。いつもありがとう。
- 夕食を作ってあげた。美味しそうに食べてくれてとても嬉しかった。ありがとう。
- 子供が甘えておひざに乗ってくれた。かわいかった。
- 家族とボードゲームで遊んだ。白熱して楽しかった!
- ペットを撫でて、モフモフした体に癒された。
成功、成長:ドーパミン的幸福 の具体例
- 新聞を読んで、新しいことを知った!
- 本を読んで深く理解できた!
- 自分で実践してみて、自分の力になってきた!
- 早起きして自分の時間を作れた!
- チャレンジを今日も継続できた!習慣になってきた!
- 毎日頑張った結果、難しいこともできるようになってきた!
- 仕事でも成果が出て、給料が上がった!これまでの自分の頑張りと周囲のサポートのおかげ。ありがとう。
幸せの合格ラインは低ければ低いほど幸せ
上記の『今ここにある3つの幸せの具体例』を見て、
「そんな当たり前のことは幸せじゃない・・・」
と考える方もいらっしゃるかもしれません。
私も以前はそうでした。
もっともっと。と考えて、足りないことばかりにフォーカスして考えていました。
頑張って手に入れたものは、手にした瞬間から当たり前だと思うようになっていました。
でも、そんな考えだと、ストレスばかりでした。。。
当時の私はこんな風に考えていました。
足りないモノにフォーカスすると不幸になる
「今はまだ幸せが足りない。もっと幸せになりたい」
「仕事がストレス。嫌だな・・・」
「もっとワクワクできる仕事、やりがいのある仕事がしたいな・・・」
「もっとお金が欲しい・・・」
「自分の時間がもっと欲しいな・・・」
「家族と過ごす時間がもっと欲しいな・・・」
今は、まず今ここにあるものにフォーカスするようにしました。
それだけでストレスが激減し、心が満たされて、結果的に次へのチャレンジが効率的にできるようになりました。
今あるモノにフォーカスすると幸せになる
「今生きているだけで幸せ」
「健康な体で幸せ」
「毎日快適に眠れて幸せ」
「毎日おしゃべりできる家族がいて幸せ」
「意見を聞き入れてくれる仕事仲間がいて幸せ」
「仕事があって、収入があって幸せ」
その上で・・・
「もう少し収入を増やすために、副業を頑張ろう!」
「もう少し時間を作るために、これをやめよう!」
幸せの合格ラインを下げた方が、些細な出来事でも幸せになれます。
その結果、毎日が幸せになります。
幸せな毎日を繰り返せば幸せな人生になります。
どうせなら、些細なことで幸せをたくさん感じ取れる人生がいいと思います。
結果的に、色んなことにチャレンジしやすくなり、幸福度が増える方向に好転していきます。
『幸せは今この瞬間にある』のまとめ
この章では、
「幸せとはどんな状態なのかわからない・・・」
「一生懸命頑張った結果、未来に幸せがあるはずだ・・・」
という疑問や誤解に対して、幸せの『基準』について解説してきました。
『幸せは今この瞬間にある』まとめ
- 頑張った結果に幸せになるのではない、幸せは今この瞬間にある
- なぜなら、幸せは脳内物質であり、脳内物質は毎日分泌されるから
- 足りないモノにフォーカスするとストレスになる。今あるモノフォーカスすると幸せになる
- 幸せの合格ラインを下げて毎日の幸せを感じ取って、幸せな人生にしよう
【簡単】今日から出来る幸せになる習慣3選
ここまで、
- 脳科学的な幸せの定義
- 幸せはすでに今ここにある
ということを解説してきました。
この章では、
「どうやったら幸せになれるのかわからない・・・」
という疑問に対して、今日から出来る幸せになる習慣3つを、要点だけまとめてご紹介します。
今日から幸せになる習慣:日記、早起き、散歩
今日から出来る幸せになる習慣は下記の通りです。
今日から出来る幸せになる習慣
- 日記を書く
- 早起きする
- 朝散歩
なぜ、上記の3つの習慣で幸せになれるのか?
理由は次のとおりです。
3つの習慣で幸せになれる理由
- 『今ある幸せ』を感じ取れる
- 『自信、モチベーション』が上がることで、やりたいことに挑戦しやすくなり、達成しやすくなる
- 脳を活性化できて、生産性が上がるので、成果が出やすくなる
「理由をもっと深く知りたい!」
「本当に効果あるの!?」
「具体的な方法、効果的な方法などの詳細を知りたい!」
という方は、こちらをご覧ください^^
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まとめ:定義の理解と、習慣の実践で幸せになろう
本記事のポイントをまとめます。
本記事のまとめ
- 幸せは脳内物質で定義できる
- 心と体の健康:セロトニン的幸福
- 他者とのつながりや愛:オキシトシン的幸福
- 成功、成長:ドーパミン的幸福
- 頑張った結果に幸せになるのではない、幸せは今ここにある
- 幸せの合格ラインを下げて毎日の当たり前の幸せを感じ取って、幸せな人生にしよう
- 3つの習慣で今日から幸せになろう
- 日記
- 早起き
- 散歩
本記事の執筆で参考にした書籍
幸福を脳科学の観点から定義した本。幸福になるための習慣や方法、お金の使い方などが解説されています。
深く納得できるので、幸せになる習慣を効果的に実践できます。
早起きのメリット、早起きが続かない原因、早起きする技術が解説されています。
早起きのための睡眠のノウハウ、早起きを挫折させない段階的な始め方などもあり、
確実に早起きにシフトできます。
幸福度の高い北欧の『ヒュッゲ』について、研究機関の著者がデータに基づいてまとめたもの。
日々の暮らしを楽しむコツを自分の毎日に取り入れられます。
みなさんが幸せな人生を生きるための参考になれば嬉しいです^^
それでは、今日も、素晴らしい日常を!!